YOHちゃん撮影 |
ソウが来て、スワレもできなかったこの子にユルイ飼い主なりに基本的なしつけを教えようとした。
まずは名前を教えることから始めないといけないので、歩きながら「ソウ」と呼んでは振り返ったらごほうびをあげていた。食いしん坊にはこれは効果覿面ですぐに名前を覚えた。
さて、ダメなことを教える時が困った。「NO」というと「ソウ」に聞こえるようで、名前で叱ってはいけないという鉄則にそむくし、何より名前を呼ばれたと思って「ごほうびは?」みたいな顔をする。
「NO」は使えない、「イケナイ」はどうも長い。そこで、産まれも育ちも関東のこの子には耳馴染みのない言葉の方がコマンドとして適していると思い「アカン」ということにした。
ということで、ソウ君関西弁コマンド入ってます。
この「アカン」は関西人にはバカとアホの違いくらい否定としてはユルイ。
公務員の入れ墨のことにしても、どうも大阪はそのユルサを自分たちの文化ととらえてしまっているところがある。商人の文化という歴史的背景のせいだろう。
地下鉄の痴漢防止のポスターが「チカンアカン」というのは有名だけれど、だれがあのポスターを見て痴漢をやめようと思うだろう。
ダジャレでうけ狙いなポスターを見るたびに「はぁ」とため息が出る。
職場近くで最近見かけたこのポスターも。。。
近所の小学生の手書きではなくれっきとした大阪市のポスター。狂犬病もこのとおり。。。
ほんとに啓蒙のつもりなのかなあと疑ってしまう。外来の動物が増えてきてることとかきちんと説明しないといけないのじゃないのかなあ。こう書きながら、「アカン」なんてコマンド使ってるから、あれやこれやいまだに部屋のオシッコやらしつけられないんではないのかと自ら反省。
最後はこれまた職場近くの郵便局で犬を連れて入ってATMを利用するお兄さん。こういう下町的なゆるさが実はとても好き。「アカン」は「まあ、ええやん」も含んでいる。そこが好きでもあるからユルイ飼い主になるのだろうなあ。