2012年5月27日日曜日

アカン


YOHちゃん撮影
今までの子たちにダメなことを教える時、名前で叱ってはいけないと言われていたので、短く叱るほうがよいだろうと「NO」を使っていた。
ソウが来て、スワレもできなかったこの子にユルイ飼い主なりに基本的なしつけを教えようとした。
まずは名前を教えることから始めないといけないので、歩きながら「ソウ」と呼んでは振り返ったらごほうびをあげていた。食いしん坊にはこれは効果覿面ですぐに名前を覚えた。
さて、ダメなことを教える時が困った。「NO」というと「ソウ」に聞こえるようで、名前で叱ってはいけないという鉄則にそむくし、何より名前を呼ばれたと思って「ごほうびは?」みたいな顔をする。
「NO」は使えない、「イケナイ」はどうも長い。そこで、産まれも育ちも関東のこの子には耳馴染みのない言葉の方がコマンドとして適していると思い「アカン」ということにした。
ということで、ソウ君関西弁コマンド入ってます。
この「アカン」は関西人にはバカとアホの違いくらい否定としてはユルイ。
公務員の入れ墨のことにしても、どうも大阪はそのユルサを自分たちの文化ととらえてしまっているところがある。商人の文化という歴史的背景のせいだろう。
地下鉄の痴漢防止のポスターが「チカンアカン」というのは有名だけれど、だれがあのポスターを見て痴漢をやめようと思うだろう。
ダジャレでうけ狙いなポスターを見るたびに「はぁ」とため息が出る。
職場近くで最近見かけたこのポスターも。。。
近所の小学生の手書きではなくれっきとした大阪市のポスター。狂犬病もこのとおり。。。
ほんとに啓蒙のつもりなのかなあと疑ってしまう。外来の動物が増えてきてることとかきちんと説明しないといけないのじゃないのかなあ。
こう書きながら、「アカン」なんてコマンド使ってるから、あれやこれやいまだに部屋のオシッコやらしつけられないんではないのかと自ら反省。

最後はこれまた職場近くの郵便局で犬を連れて入ってATMを利用するお兄さん。こういう下町的なゆるさが実はとても好き。「アカン」は「まあ、ええやん」も含んでいる。そこが好きでもあるからユルイ飼い主になるのだろうなあ。
       

4 件のコメント:

  1. 解りますね~そのゆるさ(*^_^*)

    東京で暮らして30年になりますが、未だに
    その大阪弁のニュアンスには脱力感を覚えます。

    最近は吉本芸人のおかげで、東京でもにわか関西弁を
    喋る男子が女性受けしてますが、締まりのないこと
    この上ない・・・と、嘆くのはこちらの歳のせいか?

    個人的にはソウchanにはドイツ語的に
    no=nein(ナイン)! not=nicht(ニヒト)!と、
    格好良く決めていただきたいのであります。

    返信削除
    返信
    1. ナイン!ですかぁ。
      コマンド発信者に大きな問題がありまして・・・
      コマンドではなく、咄嗟の罵声になっていることが多々ありるので・・・
      きっと、ナインとは出なくて、「コラー」や「アカン」になってしまっています。
      以前なら、その状況もしょうがなかったのですが、ソウではあらためないといけませんね。
      反省反省。。。

      削除
  2. あー!あご外れそうな写真(爆)
    アカン、いいわ~。私もほんとはそのコマンドにしたかったんだ~実は。
    でも関西弁じゃないのにコマンドだけ関西弁ってのも出来なくって結局は「だめー」になった(笑
    ゆるい・・・というか関西弁はあったかくて好きです♪
    どんなコマンドでもソウはちゃんとわかってくれてるから大丈夫~
    わかってるのに聞いてないだけ~(爆
    うちもそうだし。がははっ
    これから私もそうにダメを言うときはアカン!って言うね~

    返信削除
    返信
    1. YOHちゃんはやっぱり関西弁イントネーションやないから、アカンはにあわへんわぁ。
      ダメーって言ってやって!
      そうか~「ダメ」ってのもありやね。
      全く浮かばなかった(笑)
      わかっててやらない・・・その通り!!!

      削除